2015年9月30日 

■THE 444RR 4ストローク・4気筒・400cc 『レーサーレプリカの時代』

「ごっこは子どもを夢中にさせる。
動くもの、乗り物、速い物……それを操る男たちは、憧れの人そのものだ。
真似をしてみたい。あの人に近づきたい。あの人のマシンに乗りたい。無垢で、無邪気な子どもの遊び心が、サーキットの壁を取り払った。
レーサーレプリカ、公道認可レーサー。なんて素敵な響きだろうか。GSXーRを初めて見た日を覚えている。信じ難い前傾とカウルのスタイリング、アルミ骨格の鈍い輝き。新素材をこれでもかと使った全貌が壁のむこうから広場に躍り出た日だった。
本当に乗っていいんだろうか? ときめきよりも、後ろめたさが前に出た。素直な気持ちだった。やがて「R」というキーワードは、時代のシンボルになる。追随するRを超えるRの名のもとの新勢力たち。壁を壊した憧れの体現車たちは、たたみかけるようにボクらの話題の中心になった。」
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