YZ250FX 777,600円(11月5日発売)

★ヤマハ YZ250FX 車両解説

YZ250Fベースの“エンデューロレーサー”YZ250FXがグラフィックチェンジ

2014年12月、ヤマハの4ストロークモトクロッサー、YZ250Fシリーズをベースに、国内でも人気の高まっているエンデューロレースに向けて競技専用モデルとして開発され、発売開始されたのがYZ250FXだった。

ヤマハのオフ車ファンにとって待望のモデルといえた、このYZ250FXは“モトクロッサーYZのDNAを引き継ぐ次世代エンデューロレーサー”をコンセプトに開発されたという。最大の特徴としてはYZ250Fにセルフスターターを装備したことで、また、エンデューロ競技に向けて数々の仕様変更などが行われていた。

具体的には、エンジン面でのF.I.セッティングの変更とエンジン懸架ブラケットの仕様の最適化が行われ、ラジエターにはファンが追加されている。ミッションも5速から6速へと変更され、変速比のワイドレシオ化も行われた。足回りでは、サスのセッティングの見直しが行われ、リアタイヤは18インチに変更、タイヤも前後にエンデューロ用タイヤが装着される。サイドスタンドとエンジンガードの追加も行われていた。

今回は、早くもグラフィックチェンジにより2016年モデルの登場となった。「ディープパープリッシュブルーソリッドE」のベースカラーには変更無し。それよりもトピックといえるのは、今回、YZ250FXのグラフィック変更と同時に、兄貴分のYZ450FXが誕生したことだ。YZ250FXの登場時と同様に’16年モデルのYZ450Fをベースにセルモーター、専用ECU、クラッチ、ミッション変速比、ラジエターファンなどを採用しエンデューロモデルとしている。

2016年モデルのYZ250FX。カラーはディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)の1色。
YZ250FX。グラフィックの変更のみ。

★YAMAHA プレスリリースより (2015年10月7日)

国内向けエンデューロ競技用モデル第4弾
「YZ450FX」新発売
「YZ250FX」はニューグラフィックを採用

ヤマハ発動機株式会社は、広大な自然の敷地でのオフロード競技“クロスカントリーエンデューロ”参加へ向けた競技用モデル「YZ450FX」を期間受注生産にて2015年11月5日より新発売します。また「YZ250FX」はグラフィックを変更し、2016年モデルとして期間受注生産にて同日より発売します。予約受付期間は両モデルとも2015年10月7 日から12月25日までです。

「YZ450FX」は、モトクロス競技用のYZ450F(2016年モデル)をベースに、“YZのDNAを引き継ぐ次世代エンデューロレーサー”をコンセプトに開発しました。セルフスターターを装備することで競技中の再始動を容易化するなど、クロスカントリーエンデューロ競技向けに開発しました。

「YZ450F」の特徴は、①メインスイッチレスシステム採用のセルフスターター、②国内専用ECU&専用クラッチ及び変速比ワイドレシオ化、③YZ450F共通で専用セッティングのフレーム、④国内専用セッティング前後サスペンション、⑤前後エンデューロ用タイヤ(リア18インチ)、⑥アルミ製サイドスタンド、樹脂製エンジンガード、⑦ラジエターファン追加などです。同梱の“Power Tuner”を使用すれば、走行状況や好みに応じ、FIセッティング調整を容易に楽しめます。

本製品は「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて販売します。

<名称>
「YZ450FX」
<車両本体販売価格>
928,800円(本体価格 860,000円/消費税68,800円)
<名称>
「YZ250FX」
<車両本体販売価格>
777,600円(本体価格 720,000円/消費税57,600円)
<発売日>
2015年11月5日
<カラーリング>
■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
<販売計画>
300台(シリーズ合計/国内)
 
※本モデルは、国土交通省の認定を受けていませんので、ナンバープレートを取得できません。また道路を走行できません。道路を走行すると道路交通法及び道路運送車両法の違反となります。私道、寺の境内、海辺、堤防上、農道、林道など道路の形態を整えていないところでも、人や車が自由に出入り出来るところは道路とみなされます。
※保証(クレーム)の対象外製品となります。
「YZ450FX」フィーチャーマップ
・国内専用セッティングの前後サスペンション(YZ450Fタイプ)
・φ270mm大径ディスクブレーキ
・電動ラジエターファン
・水冷・4ストローク・4バルブ・FIエンジン
・セルフスターター装備
・即エンジン始動が可能なメインスイッチレスシステム
・専用ECU、専用クラッチ
・ワイドレシオ5速ミッション
・バイラテラルビーム・フレーム(YZ450F型を継承・エンジン懸架ブラケットの仕様最適化)
・シールチェーン
・18インチホイール&タイヤ
・アルミ製サイドスタンド
・樹脂製エンジンガード
・FIセッティングが容易にできる「Power Tuner」対応(同梱)

★主要諸元

車名型式 -
YZ250FX
発売日 2015年11月5日
全長×全幅×全高(m) 2.165×0.825×1.280
軸距(m) 1.465
最低地上高(m) 0.325
シート高(m) 0.965
車両重量(kg) 114
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) -(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 -
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 77.0×53.6
圧縮比 13.5
最高出力(kW[PS]/rpm) -[-]/-
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) -[-]/-
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ・キック併用式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 1.1
燃料タンク容量(L) 7.5
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.384
2速 1.812
3速 1.444
4速 1.142
5速 0.956
6速 0.814
減速比1次/2次 3.353/3.923
キャスター(度) 26°20′
トレール(mm) 114
タイヤサイズ 90/90-21 54M
110/100-18 64M
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式(リンク式)
フレーム形式 セミダブルクレードル