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電気先生リターンズしびれまっ変圧器

第15回 「ビンボー性なケータイ持ちに未来はあるのか?な・・・」

(2011.10.6更新)

もう、10月なんですよね。今年も残すところ3ヶ月を切りました。物凄い速さで時間が経過している気がするのはワタシだけでしょうか・・・

★また、あたらしいのが出た

先日、新しいiPhone発売で日本中がおおいに盛り上がりをみせていたような感じがするのですが、自分のケータイを見てみると、普通の折りたたみタイプなんですね、これが。

最初ケータイを買ったのは、当然ですが、電話するため。それ以外に用途がなかったというか、機能がなかったんですけどねぇ。ほらほら、懐かしいでしょ?

デジタルになりたてのケータイ

さんこうに、デジタルケータイが登場したばかりで賑わっていた機種写真。
※写真をクリックすると大きくなります。


ケータイは人により利用目的がまちまちで、スマートフォンと呼ばれる新しいタイプの機種が爆発的に売れているということは、そのような使い方が大勢を占めるんだろうなぁと、しみじみ思いながらコレを書いている訳です。

★進化は続くの、いつまでも

メールが出来れば高機能な機種だったなんて、冗談でも言えない時代になってしまいましたね。

今や、好きなアプリをダウンロードして自由に機能追加が出来るんですもんね〜。

日常的に、非常に多機能なスマートフォンに触れていると、なんか別次元のものに触れている感じがしてしまうのですが、実はあまり新しいことをしていないことに気がつきます。

革新してるのは、使われ方というよりもハードとソフトという感じ?

情報の形態がリッチになったおかげで、必要となるデータ量が増えて、必要な通信速度が増えて・・・

★ケータイ会社もたいへんだ

単体で機能する家電製品とちがって、ケータイは通信端末なので、通信会社が用意する無線基地局とかデータ通信回線を通じて、情報伝達が行われてるということから、利用者が増えれば増えるほど、多くの人が快適に使えるような回線の増強とか無線状態の維持も進めていかなければならないという仕組みになっているのですね。

だからまあ、ケータイだけ沢山売れたとして、設備がそのままではどんどん通信が出来にくくなってしまうので、通信会社も、色々苦労が多いというか、複雑で大変なビジネスだなぁと思っています。

★誰がために、どこいくのさ

ところで、現在のケータイは、PCやゲーム機、情報家電で出来る機能の一部が搭載され、持ち運べる、ということだと思っているのですが、これから先、ケータイはどこへいくのでしょうか。

丁度これを書いているときに、「CEATEC JAPAN 2011」が幕張メッセで開催されており、 そこから発信されて来る、新技術をちょっと見てみますと、「より高速度なデータ通信技術」とか「高速度な充電技術」「高画質な表示技術」「○○センサー搭載」といったものが多数出展されている様子でした。


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電気先生
電気先生
インターネットがメジャーでなかった頃から、パーツBGやミスター・バイクBG誌などで、バイク関連の怪しげなサイトを紹介したり、紙と鉛筆で生きてきた編集部員を捕まえて、無理矢理ホームページを作らせたり、そんな暴走の果てに「乾電池何個でセルは回せるか」などという、金と手間ばっかりかかる無謀な実験をやらかしていた、電波的なPC馬鹿とのレッテルが。最近では、パソコン・携帯・スマホに飽き足らず、深夜アニメやアキバ系カルチャーにどっぷり浸かっている腐れエンジニアです。御多分に漏れず、ツイッターにも出没していますので、苦情はこちらへお寄せください→@siuyanmm

いろんな新技術がどしどし生み出されるのは日本の良いところで、これからも私たちがドキドキワクワクするようなものを期待しちゃうのですが、 自分が持ちたいケータイについて考えてみますと、技術や機能が進化するのをどうしても遠目に見てしまいがちでして、「はて?・・・この高性能で多機能な端末は、誰に向けて作られたんだろう。」などと考えてしまいます。

日本では、ケータイの契約数は実に1億2千万以上あるのですが、これを日本の人口一人一人だとして、それだけの人たちの嗜好を満たすようなものにはなっていないんじゃなかろうか・・などと漠然と思ってしまう今日このごろ・・・

★いつもの心配事が、ふたつ

どしどし登場する新機種。機能が増えたり、処理性能がどんどんアップしちゃってるのですが、ワタシはたいへん無頓着で、いつも遠い目で眺めていることが多いのですよ。 理由は二つ。「通信料金」と「電池」なんですねー。

動画配信サイトでは、凄く沢山の動画がとても高画質で見られます。ただし凄く沢山のパケットで受け取らなくちゃなんない訳でして、あっというまにパケット通信量が上限を超過してしまう訳でして・・・

沢山の情報を手のひらの端末であっという間に持ってこられるのは嬉しいのですが、通信するのはタダというわけには行きませんので、わたし的にはそっちが気になってしまって・・・

結局、自宅に引いてるインターネットは完全定額なので好きな情報を好きなだけ時間も気にせず持ってこられるから、これでもいいかな。などと・・・ つまるところ貧乏性かもしれません。

そして電池。携帯端末は何といっても、一日中持ち歩く訳で、持つだけでなくて使う訳で、つまりは「電池の持ち」がすべてといっても過言ではありませんよねっ。

ワタシなんて、電池ピクトが減っただけで心が凹む、というか、それが心配で使うのをとても自重しちゃう性質。

以前ちょっと触れましたが、ワタシはタブレット端末を所有していまして、これはケータイと比較すると大きなモノで、当然、中の電池も大容量になっています。おかげさまで、一日中、電池の心配をすることが無いのですね。

DotWar

さんこうにiPadの電池モニターの画面
※写真をクリックすると大きくなります。


さーて、これだけだらだら書いてしまっては流石に立派なオチが無いと話を締めるわけに行かなくなりました。

結局のところ、何が言いたかったかといいますと、ケータイもバイクも、私は似たような価値観で捉えているのですね。多少でっかくても重たくても、ガッツリ使えればそれで良い、みたいな?

だから、新しい技術や機能とともに出てくる新機種を見るたびに、置いて行かれるような疎外感があるのです。


バイクだって、小型薄型超軽量で物凄い高速で疾走できる、とかなっちゃったら、面白味がまったく無いっす。

やっぱり、重厚で、腹に響く振動と押さえ込む感覚と、目の覚めるような加速感。これが無きゃ、やってられませんよねぇ・・・

とか、何言っちゃってんの私!! は、恥ずかしいので、また次回〜


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