Hi-Compression Column

仙人生活!

“こいつぁ 春から”

やや迷走気味だった「高速道路の割引」について、2月16日に国土交通省より正式な発表がありました。

“朗報”です。

高速道路の通行料金は、4月1日より2輪車の場合で上限が「平日¥1000・土日祝日¥1000」に決定いたしました。

しかもETC装着の有無にかかわらずです。

エライ! パチパチパチパチ。当面、3年間はこの料金体系が適用されますので、4月の統一選挙戦目当てだけではなさそうです。

これまでETC機器が装着されていなくてイジケていたライダーも、これでドンドン高速道路を利用できてしまうワケです。

最高速度は2輪でも100km/h(一部80km/h).2人乗りもオッケーですし、目的もなくプラプラ走っていてもメシ代が相当浮いてしまう計算です。

首都高や阪神高速では平成24年度から距離別料金制の導入を目論んでいるとか。

まぁ、この話題については別項でも触れられるでしょうが、単純に喜んでどんどん遠出してバイクライフを満喫してくださいね。

但し、高速道路走行の際はタイヤの空気圧とエンジンオイル量、さらにチェーンの張りなどををしっかりと点検してからGO! がお約束ですので、その辺も御確認を。

さて、本題です。最近ちょっと気になるのが各メーカーさんからリコール情報やリコール寸前の改善対策情報、はたまたサービスキャンペーンなどという名目での点検やら部品交換が目立ち始めたこと。

ショップさんで雑談していると結構あるもんです。

その多くがスクーター関連なのですが、中国や台湾やタイといった外国で生産された製品群に多い気がします。

それだけ台数が売れちゃっているのと、製造上の問題なのかな? とも思いました。

ところが、ショップさんのいうには「組立は以前より良くなっているのだが、どうもコストダウンをやりすぎて材質やメッキの質が落とされたり、部品レベルの精度が落ちてるんじゃないか」と感想を述べてくれました。

見えないところほど手抜きをしたり、設計そのものがコストダウンが見え見えだったりするらしいのです。

15年ぐらい前のモデルと比較すると差は歴然でして、昔のバイクは過剰品質だったようにも見えるとか。



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■ハラ キュウゾウ

(実は本名)
ハラキュウ
なんだかんだで38年くらいバイクに親しんでいますが、最近はジジイ化が加速して乱視に老眼が加わり、急加速では貧血症状も? イイ歳してオフロードイベントなんか に参戦していますが、3月20日のACTS開幕戦にはスタートラインに並べるのかなどと自問自答しているヤル気のない1956年型。


ゴムとかベアリングなど普段はお目にかからない部分にもしっかりとコストダウンが図られているようです(確証はありません。単なる噂です)。

結局のところ、安く造れてもスグにボロが出ると折角の利益が吹っ飛んでしまうだけではなく、会社の評判にまで関わってきます。

今のユーザーは文句を言います。直接ではなくブログやツイッターやフェイスブックで堂々と。

新車はただでさえ高額になっちゃっているので中古車がグルグル回り続け、ビンボーなワタシなどはヤフオクで不人気車を漁ったりしているワケですから大きな声では言えませんけど、チョット 手抜きのヤリスギはイケマセン。

高速道路の1年中「上限¥1000」が実現したので、今後は250ccクラスのマトモな機種が脚光を浴びそうです(150ccだと苦しいんだわ)。

でも商品力以前に製品に手抜きがあるとスグにバレます。

この値段だったら何年乗ろうかとか、どんな遊び方が出来るのかって考えただけでもワクワクするのがイイなぁ。

悪い円高で青息吐息とはいえ、原付一種でさえ30万超えてるのってチトおかしいし、高級路線でも230万も出さないだろうし、ビッグスクーターの価格を知って笑っちゃう人って多いですよ。

とはいえW800とかCB1100といったオヤヂゴロシのバイクにはチト色目を使ったりもしますが、ナンダカナーてな感じです。

1馬力=1万円の頃がヘーワでしたね。


仙人の日々交々
 寒いときは乗らないことが多いのですが、さすがに立春を過ぎてからは出動回数が増えてきました。チャリを避けつつ地味に走っておりますが、チャリ動きが読めない ことが多いので相変わらず君子危うきに近寄らずです。都内は空いているのでスイスイ。4月からの高速道路上限¥1000に期待を睨みつつ中古車を物色中デス。
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