「焚き火」
(2011.11.22更新)
段々寒くなってまいりました。
秋から冬へと、季節はいつも通りにゆるやかに移り往き、冬支度が必要になってきま す。
んで、寒いときゃ「焚き火〜 」!
♪BGMは童謡の「たきび」ですかな?
作詞:巽 聖歌、作曲:渡辺 茂
1)垣根の垣根の曲がり角 たき火だたき火だ落ち葉焚き あたろうか あたろうよ 北風ぴーぷー吹いている
2)山茶花山茶花咲いた道 たき火だたき火だ落ち葉焚き あたろうか あたろうよ しもやけお手てがもうかゆい
3)木枯らし木枯らし寒い道 たき火だたき火だ落ち葉焚き あたろうかあたろうよ 相談しながら歩いてる
昔は文部省唱歌だったけど、今は童謡扱いみたいですね。詞は戦前の昭和16年(1941年)に発表された東京・中野区上高田界隈の風景のようです。ケヤキの落ち葉を集めて焚き火。多分、焼きイモも出来たのでしょうか。香ばしい匂いまでもが浮かんできます。
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さてと、ウチでも「焚き火」です。200Lの焼却炉と持ち運びできる60Lのステンレス製簡易焼却炉があるんで時々燃やしてます。燃やすのは枯れ木に竹が中心で、落ち葉は煙が多いし面倒なのでやりません。燃やしてみると解るんですが、落ち葉は燃えにくいんです。燃やしてもケムリばかりが目立ちます。落ち葉を細かくしてもうまく燃えてくれません。 酸欠ぎみなのか燃焼温度が上がってくれないようでケムリが目に染みますね。
さらに今年は原発事故による放射能汚染が問題になっておりますし、落ち葉は煙が多いし面倒なのでやらないのです。 落ち葉は集めて山積みにしておくと半年ほどで有気質肥料になりまして、畑にすき込むのが正解。でもダイオキシン騒ぎ以降はしっかり悪者扱い。今回はセシウムやらストロンチウムの特盛り状態なので、焚き火をしているだけで通報されかねませんので御注意を。ちなみにセシウムの沸点は640度とか・・・・。
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でも、燃やします。60Lの簡易焼却炉で乾燥させた枝や竹などがメイン。今回、ついでに燃やしたのはエポのマフラーです。アップマフラーにサブマフラーが一体式となっていて、排気管はコオロギの産卵管みたいに細くて長め。最近、平地では65km/h台まで伸びるのですが、登り坂で明らかにパワーダウンしてまして、排気も熱くない。こりゃ、マフラーのフン詰まりだわ〜、17年・15000km走行だから無理もありません。
■ハラ キュウゾウ
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- 紅葉真っ盛りですが、北の大地ではチラホラと雪の便りも聞こえてきました。寒いよー、ヤダよー、冬ごもりじゃん。マ、焚き火がダメならストーブ囲んで、コタツで丸くなって部品磨きに精を出すのも一興ですな。
さて、竹は燃焼温度が高くなるようでして、中のオイル分はすっかり燃えたし、残ったのはカーボンを中心とした炭化物。ゴンゴンゴンゴン叩いて出てきたカーボンは、なんとコップ一杯分の山盛りでした。こりゃすごい。計ってみたら50g超もありました。
そのあとは耐熱スプレーで仕上げです。耐熱スプレーですと塗装後に温度を上げて焼きを入れて塗料を密着させないといけません。取りあえず乾燥後にマフラーを車体に装着してから暫く走行してあげます。
走ってみたら効果テキ面でして、3.8PSのハイパワー(笑)のうち、これまでサボっていた1.5PSほどが復活した感じで、特に中低速で効いてますね。そういえば大昔のファミリーバイクなんかもマフラーの詰まりが原因でパワーダウンした2ストモデルが大半でしたね。フン詰り→性能低下→下取りナシよ→投げ売りorゴミとなってしまったようです。昔のチャピィなんかで置いておいたらハチが中に巣を作っちゃったなんてこともありましたねー。
そうそう、グラスウール内蔵タイプのマフラーですとパイプユニッシュなんかを使って、時間をかけて液体処理なのかも知れません。廃液処理に御注意を。バーナーで焼く人もいますが、火力が弱くて温度が上昇しませんね。効果テキ面なのは、やっぱり高温での焼却。焼いちゃうと酸化するのでサビ易くなるかも知れませんが、たまには焼きを入れてみます。
とかいいながら、2スト絶滅寸前なのと焚き火御法度のようなので、今回もまた昭和&ギリギリ20世紀のお話しでしたぁ??
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