(2011.4.22更新)
こんにちは。世間一般ではキモイおっさんと認識されていますが、何故か女性のハートはくすぐっているらしい、G2連邦・大統領のピンキー高橋です。
もう更新の時期ですか。ホント、1ヶ月は早いですね。WEB Mr.Bikeスタッフ、タカハシさんのエイプ100“CB50Sオマージュ計画”はやはり進展ないようです……。
なので今回はG2連邦の公用車・2007年モデルのスペイシー100について。様々な公務で活躍してくれている大統領専用車はJF13の最終型で、走行距離は間もなく2万7000kmを迎えようとしています。その間、コイツは電球1つ切れることなく全くのノントラブルで走り続けてくれる、ホント“連邦孝行”のよくできたG2スクーターです。もっとも今まで、エンジンオイルやブレーキパッド、プラグといった消耗品は交換してきてますよ。ちなみにバッテリーはまだ1度も交換したことなく、今でも元気良くセルモーターは回るので、逆に恐ろしいくらいです。
で、最近、2セット目のリアタイヤが限界に達し交換することに。つーか、以前からスリップサインが出ていたので交換時期はとっくに迎えていたのですが、G2連邦は財政難ゆえ、イケナイとは思いつつ、今日まで引っ張ってしまいました。雨の日はヒヤヒヤもんでした……。
前回の交換から距離にして約1万3000km。同時に交換したフロントはまだ溝が残っています。スクーターはリア(ミッドシップ)エンジンなので、通常のバイクと比べリアに過重が掛かるのは分かりますが、それにしても今回は減りが早かったような。ほとんど一人乗車ですし、重い荷物を積んでいるワケではないので、私のタイヤの使い方が下手ということなのでしょう。タイヤマネージメントが出来ないということは、絶対MotoGPのライダーにはなれないということですね……。
あ、余談ですが今、スペイシー100の広報資料を見てまして、その中の一文がとても気になりました。
「(前略)充実の装備を施したモデルとして中高年層に好評 を得ているモデルである。 」(2007年2月15日発表のホンダ2輪製品リリースより抜粋)
私は確かに中年なんですけど、スペイシー100ってそういうバイクだったんだと思うとちょっと悲しいっすね……。
ところで、世のG2フリークの間では今年の夏に発売予定の「ディオ110」が話題になってます。ホンダの本社でも先日まで展示されていたので、実車を見た方もいらっしゃるでしょう。車両価格は20万円を切るとか? 私も実車を見ましたが、アドレスV125S、PCX、リードEX、アクシストリート快適セレクションと並び、次期公用車候補の1台として注目しております。
が、ホンダの本社ショールームでディオ110以上に心動かされた1台がありました。「ジョルノ・スポーツスタイル」。そう、G1スクーターです!
今年1月に発売された新生ジョルノ(AF70)はトゥディやディオと基本コンポーネントを共用する、女性をメインターゲットとしたスクーター。ステージに上がっていた2台の内の1台、スポーツスタイルは白いボディに赤いストライプが入ったシンプルなカスタム・コンセプト車で、悪い言い方をすれば“たったそれだけ”のカスタム内容なんですけど“なんかイイジャン!”って思ってしまいました。
「フロントまわりをライブディオZX(AF35)のディスクブレーキ、金フォーク、アルミホイールと交換して、リアはエンジンハンガーから後ろを丸ごと今乗っているスペイシー100のものにスワップ。ノーマルのフォルムを保っていれば中味は何でもOKな1980年代初頭のAMAスーパーバイク的スクーターに仕上げたら面白そうだなぁ」なんて思ったのではありません。
純粋に走ってみたいと思っただけです。遅くてもいいんです。バイクに乗り始めた頃の新鮮な感覚を味わえるんじゃないかなあと。仲間と何人かでつるんで、家の近所のコーヒーショップまで走るだけできっと楽しいんじゃないかと。私が少年だった頃はバイクブームということもあって、特にバイクに興味をもっていないヤツでも原付スクーターには乗ってたし、それが普通の時代でした。中年のオッサン共が爆音で迷惑をかけている私の大嫌いな旧車會ではありませんが、もしかしたら感覚はほんのちょっと近いものがあったりして……?
シンプルなカスタムが目を引いたジョルノ・スポーツスタイルだったんですけど、そんな些細なことがきっかけでG1が増えてくれると楽しいと思うし、さらに本格的バイクへのステップアップのきっかけになれば業界も盛り上がるのではないかと。メリットの多いG2クラスの免許取得容易化もいいですけど、若者をはじめもっと多くの人がG1クラスに乗りたくなるようなメリットも創出しなければイケナイんじゃないかなぁと。バイクメーカーさんにも色々と事情があって簡単なことではないでしょうけど、そんなことを思った次第であります。
- Pinkie高橋