Hi-Compression Column

G2連邦

緑のオジサンご苦労さん、悪い意味で……


(2011.12.14更新)

こんにちは、ピンキー高橋です。国外逃亡疑惑 で世間を騒がせた、いや、誰も騒いでいないと思いますが、私は逃げも隠れもしておらず元気です。これからもG2発展のため我が身を捧げるつもりで公務に励みますので応援よろしくお願いいたします。

ところで、東京モーターショー2011は見に行かれたでしょうか? 私は寛仁親王殿下がご高覧される12月2日の開会式の日、国賓として出席させていただく予定でしたが、前日に食べた激辛ラーメンのおかげでお腹をこわし、体調不良により出席を断念せざるを得ませんでした。そういや2009年の前回、幕張最後のショーは発売直後のスーパーカブ110プロに乗って、お忍びで見てきましたっけ。

G2モデルはホンダ、ヤマハ、KYMCOブースで見られたとか。あ~、行きたかったな。残念です。中でも発売間近と言われているBENLY 110は見ておきたかったですね……。

今年のモーターショー、日本のニュースで見ると初日から中々盛況だったそうじゃないですか。初日は雨だったにもかかわらず、10万人が押し寄せたらしいですね。会期中の来場者数が前回の61万人を越えることができるのか、注目したいところです。

今回のショーでトピックスとして取り上げられたのが多かったのは、四輪になりますがトヨタのFRスポーツクーペ「86」ですかね。私、今回デビューするに至った86の礎となったAE86レビン/トレノ(1983~1987年)世代の人間でして、周りでも多くの知人が乗ってましたっけ。私は何度も運転したことはありましたが、所有するまでにはいたりませんでした(同じエンジンを積んでいたAA63カリーナGTには乗ってましたけど)。確かに運転すると楽しいクルマでしたね。ヤマハとの共同開発で生まれた4A-Gエンジン、特に初期型(グロス130馬力)は右足に直結しているかのごとくレスポンスが良くビンビン回って、5バルブヘッドなどでパワーはリッター100馬力を超えた最終型4A-G(ネット165馬力)なんかよりずっと気持ち良かったな~。周りの友人が乗っていたのは何故かリトラクタブル・ヘッドライトのスプリンター・トレノが多かったですが、私個人的には固定ヘッドライトのカローラ・レビンの方が好きでした。グレードはハードサスにクイックレシオのステアリングギアを採用したGTVでしょう!

しかし、私の世代なら誰でも知っていたハチロクの名前(本来は型式名称)が新型車で復活したのですが、心躍らないのはなぜでしょう? でも、新型86は私と同世代のオジサンがまずは飛びつくとは思いますが、くれぐれも若者の夢を壊すようなオーナーにはならないでいただきたいと切に願います。

そういやホンダ・ブースでは軽自動車「N360」の復刻版のようなモデルが出展されていたようですが……、この先の動向を温かく見守るつもりです! ちなみに当時もののN360、またはLN360は今も乗ってみたいクルマだなぁ。

そうそう、軽自動車といえばスズキから燃費リッター30.2kmのアルトが発売された直後、それまでリッター30km(&低価格)を売りにしていたダイハツ・ミラ イースのCMをパッタリ見なくなったのは気のせいでしょうか? あのCM、好きだったのになぁ。まだ毛髪があった頃にはスバル・レガシィのイメージキャラクターを務めたこともあるブルース、そして何より綿引勝彦さんのキャラ、いいですね~! ここ最近ロクな自動車CMが無い中、久々に楽しませていただいたCMでした。

おっと、今回はクルマネタで無駄に本文を消費してしまいましたが、G2連邦次期公用車候補車両となったDio110を、国立技術研究所の所員が走行テストを行ってまいりました。詳しくは右の写真キャプションをご参照ください。ではまた!


国立技術研究所員の中でもトップクラスのエリート・テストライダーによる走行風景。G2連邦の正装でテストするほど気合が入ってます!

Pinkie高橋
Pinkie高橋
ピンク人初のG2連邦大統領。
老朽化が進んだピンクハウス(大統領官邸)の補修など、最近は財政を圧迫する様々な問題に直面しながらも、原付二種の楽園を目指し日夜奮闘中。
好きなアーティストは
「今 陽子」
「ピンクレディー」
「ピンクフロイド」。
好きな歌は「ピンクのモーツァルト」。
ただ今、大統領の職務をサポートしてくれる秘書を大募集中。

右上へ

まずは郊外に持ち出し、現G2連邦公用車(大統領専用)であるスペイシー100(2007年モデル)と比較走行テストを行いました。スペイシー100にも搭載される空冷4ストローク102ccユニットをベースにストロークアップ&PGM-FI化されたエンジンを搭載するDio110だけに、パフォーマンスは申し分ございません。街中メインの日常燃費もリッターあたり6~7km向上。エコランするとさらに伸びるのはPGM-FIのおかげと言えるでしょう。
後日、今度は東京の下町方面へ足を伸ばし、狭い路地などでの取り回しをテスト……、というのは大義名分で、実際研究所員たちは暖かな日差しの中、Dio110の軽快な走りでシティツーリングを楽しんでいたようです。ボスグレーメタリックの車体色もシブくて中々魅力的ですね。参考までに、グレーとホワイトの車体色は内装色の一部がライトグレー(他車体色はブラック)になります。
後日、今度は東京の下町方面へ足を伸ばし、狭い路地などでの取り回しをテスト……、というのは大義名分で、実際研究所員たちは暖かな日差しの中、Dio110の軽快な走りでシティツーリングを楽しんでいたようです。ボスグレーメタリックの車体色もシブくて中々魅力的ですね。参考までに、グレーとホワイトの車体色は内装色の一部がライトグレー(他車体色はブラック)になります。
ライディングポジションをチェック。モデルはピンキー大統領に合わせて身長173cmの研究所員を起用。スペイシーに対し、Dioは膝の曲がりが緩やかです。足元は窮屈に見えるかもしれませんが、ライポジはDioのほうがずっと自然です。(※写真をクリックするとDio110の場合の大きな写真が見られます)
ライディングポジションをチェック。モデルはピンキー大統領に合わせて身長173cmの研究所員を起用。スペイシーに対し、Dioは膝の曲がりが緩やかです。足元は窮屈に見えるかもしれませんが、ライポジはDioのほうがずっと自然です。(※写真をクリックするとDio110の場合の大きな写真が見られます)
一方、見た目は幅が狭くクッションも薄めのタンデムシートですが、前後に余裕があり快適。また、踏ん張りが利く収納式のピリオンステップなど、明らかに二人乗りユースを前提に設計されているのを感じます。サスペンションの動きもタンデム時の方がしっくりきたくらいですから。さすがグローバルモデル!(※写真をクリックするとDio110の場合の大きな写真が見られます)
一方、見た目は幅が狭くクッションも薄めのタンデムシートですが、前後に余裕があり快適。また、踏ん張りが利く収納式のピリオンステップなど、明らかに二人乗りユースを前提に設計されているのを感じます。サスペンションの動きもタンデム時の方がしっくりきたくらいですから。さすがグローバルモデル!(※写真をクリックするとDio110の場合の大きな写真が見られます)
シート下のスペースを検証。Dio110は、特別広かったワケではなかったスペイシー100よりも容量は減っています。車体もスリムですからね。もっとも、大径タイヤのスクーターでこれだけのスペースを確保しているだけで立派だと思います。昨今、街を走っているスクーターのリアボックス装着率の高さを見ると、シート下スペースはサブと考えている人が多いのではないでしょうか?(※写真をクリックするとDio110とスペイシー100の比較が見られます)
エンジンオイルの注入口です。国立技術研究所のサービスメカニックによると、マフラーのヒートガードの張り出しが少なくなった分、オイルの注入はしやすくなったようです。ミッションオイルのドレンボルトはミッションケースのカバー内にありますが、工具が入りにくいことはありません。(※写真をクリックするとDio110のミッションオイル・ドレンボルト付近の写真が見られます)
エンジンオイルの注入口です。国立技術研究所のサービスメカニックによると、マフラーのヒートガードの張り出しが少なくなった分、オイルの注入はしやすくなったようです。ミッションオイルのドレンボルトはミッションケースのカバー内にありますが、工具が入りにくいことはありません。(※写真をクリックするとDio110のミッションオイル・ドレンボルト付近の写真が見られます)
前後の荷重を量ってみました。G2連邦が誇る最新計測器を使用していますが、あくまで目安とお考えください。結果はスペイシー100(車両重量101kg)の前32kg、後70kgに対し、Dio110(車両重量103kg)は前42.5kg、後59kg。詳しくはわかりませんが、Dioの前後重量バランスは中々いいんじゃないでしょうか? リアタイヤの消耗も抑えられそうですし。もちろん、重さは空車時なので、ライダーが乗ったりタンデム時は前後のバランスは変わります。(※写真をクリックするとDio110の測定風景写真が見られます)
前後の荷重を量ってみました。G2連邦が誇る最新計測器を使用していますが、あくまで目安とお考えください。結果はスペイシー100(車両重量101kg)の前32kg、後70kgに対し、Dio110(車両重量103kg)は前42.5kg、後59kg。詳しくはわかりませんが、Dioの前後重量バランスは中々いいんじゃないでしょうか? リアタイヤの消耗も抑えられそうですし。もちろん、重さは空車時なので、ライダーが乗ったりタンデム時は前後のバランスは変わります。(※写真をクリックするとDio110の測定風景写真が見られます)
賛否両論あるDio110(PCX、CBR250Rも)のウインカーとホーンスイッチの位置。テスト中、あることに気付きました。ウインカーは使用頻度が高いのですぐになれます。しかし先日、こちらを確認せずに目の前をクルマが路地から出ようとした時、注意を促すためとっさにホーンスイッチを押したつもりがウインカースイッチを押していました。そんなことがテスト中に2回ほどありました。とっさの操作を要するスイッチは、やはり下側に付いている方がいいのではないかと思いました。
賛否両論あるDio110(PCX、CBR250Rも)のウインカーとホーンスイッチの位置。テスト中、あることに気付きました。ウインカーは使用頻度が高いのですぐになれます。しかし先日、こちらを確認せずに目の前をクルマが路地から出ようとした時、注意を促すためとっさにホーンスイッチを押したつもりがウインカースイッチを押していました。そんなことがテスト中に2回ほどありました。とっさの操作を要するスイッチは、やはり下側に付いている方がいいのではないかと思いました。

topへ

[第15回|第16回|第17回]
[バックナンバー目次へ]

目次
↑クリックするとMBHCC目次に戻ります
バックナンバー目次
↑クリックするとバックナンバー目次に戻ります