Dr.ツルタの徹底解説

ツルタ(以下T) Dr.ツルタ(以下T)「いやあ、典型的な不当取締りにやられましたね、Kさん。解説する私ツルタにとってもオイシイ素材です」

アオキ(以下A)アオキ(以下A)「手前の通りは規制の時間は終わってる訳ですね。で、そう見せかけといて、その先は分かり難い標識で、別の時間帯の規制をかけているという訳ですね。なんかいやに高い所に標識あるし……いやぁ手が込んでますね」


T:「そこから規制が変わるんであれば、ひと目で分かるような標識や表示をするのが警察の法律上の義務です!手前の規制はパイロンを置いて誰でも分かるようにしている訳ですから、ここもそうすればよい。それをやらず安心して進入してきた善良運転者をその先の交番でパクッとやってるんですね。特に標識が全く見えない夜間は規制を知らずに入ってくる善良運転者が多いことを葛飾警察署は見越した上でやっている。不当な上にやっている事が悪質です」


判定
Dr.ツルタの一口アドバイス

Kさんは、不当取締りに怒って、キップにサインしなかった…まではよろしいが、頭にきて切符を受け取らなかったとのこと。

 これはダメです!

 切られてしまった以上、キップを受け取らないと争う場合不利になる可能性がある。

事実Kさんも不当取締りの抗議に葛飾署へ行ったが、キップがなく担当の警察官名も特定できないので、のらりくらりとゴマかされたそうです。

 必ずキップを受け取りましょう。

 不当取締りであればなおさら、キップはその証拠な訳ですから。


不起訴

 後日、この違反は検察庁がアッサリ不起訴にしたそうです。まあ、当然です。

 しかしKさん、初めてにしてはよくがんばりましたね!

今月の「MVZ」(モースト・バリアブル・ゼンリョーウンテンシャ)です。

 これで反則金はなくなりましたが、免許の点数は来るでしょう。異議申し立てをしてこれを撤回させられたらカンペキです。


※「公訴を提起しない処分」とは、裁判を起こさないということです。つまり罪を問いませんということ。


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