スーパーカブ110
スーパーカブ110
リッター180kmという燃費の鬼、スーパーカスタムを連想させるパールバリュアブルブルー。
スーパーカブ110
エンジンは基本的な装備は同一だが低中回転域でのトルク特性を改良。スペック上の最高出力、最大トルク共に向上。それでも燃費は変更なし。

スーパーカブ110
スーパーカブのイメージカラー的な青系のスマートブルーメタリック。
スーパーカブ110
現行110でも好評のパステル調カラーは継続。写真はバージンベージュ。
スーパーカブ110
白系は現行のコルチナホワイトに代わりパールシルキーホワイトに。
スーパーカブ110
パールプロキオンブラック。意外かも知れないがフルブラックカラーは国内レギュラーモデルのスーパーカブとしてはたぶん初ラインアップ。

スーパーカブ110がフルモデルチェンジを行ない3月16日から発売されることが発表された。PGM-FIや2段クラッチなど基本的には従来モデルと同一エンジンだが、最高出力は0.2ps、最大トルクが0.01kg-mアップされた。フレームも基本的にスーパーカブ110を踏襲しているがフレーム剛性の見直し、ホイールベースの20mm延長が行なわれている。

最大の変更はボディデザイン。今までの丸みのあるボディから、重厚感のあるカクカクのカスタム(改造車のことではなく、現行スーパーカブ50にラインアップされている角型ボディのグレード名)系のイメージへと一新。特徴の一つであるヘッドライトは新設計のマルチリフレクターとなった。リアまわりも水平基調に一新。かつて存在した2ストのカブタイプのエキスプレスを思い浮かべる人もいるのでは?

このデザインは、アセアン諸国での好みを重視した結果? とはいえ、バイクのことがまったく解らない人が見ても、一目でスーパーカブだと解る伝統的なシルエットを受け継いでいることは間違いはない。おっぱいカブも、行灯カブも、カモメハンドルカブも当初はきっと「なんか違うなあ」と思われていたかもしれない。フルモデルチェンジされた110も、最初は少し違和感があるかもしれないが、あっという間に街に馴染んでしまうだろう。

そして、フルモデルチェンジながら価格は従来モデルよりも21,000円引き下げられたことも大きなニュースだ。

ちなみに110版プレスカブとも言える110プロは従来モデルが継続販売される模様。そして、気になるのが基本モデルのスーパーカブ50。2007年のPGM-FI以降は動きがないだけに果たして?

※スペック等の詳細は新車プロファイル2012を参照してください。


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