ヤマハコミュニケーションプラザ企画展 arakawa

 今年、世界グランプリ参戦50周年を迎えたヤマハでは磐田市にある本社のコミュニケーションプラザで記念の企画展を開催している。
 5月28日まで開催されたパート1・プロローグ編では、GP500、250、さらにモトGPに参戦してきた各年代のマシンを中心に約30台が展示された。

1974年に初めてヤマハが製作したGP500用のファクトリーマシンや2002年、モトGPとなった最初の年のM1など、ロードレースの各年代のマシンが展示されていた。

間近に見比べられる展示はメカニズムやデザインの変遷が分かって興味深い。

壁面パネルにはヤマハの世界グランプリ参戦50年の歴史を綴った年表も展示されている。

懐かしいライダーの名前も多く見受けられ、新たな発見もあるだろう。

さらに今回の展示では実際にレースに出走することはなかったテスト車両などもいくつか展示されている。

また企画展の入り口には1963年にヤマハが世界GPではじめて優勝した時に授与されたカップと3年連続でモトGP3冠を獲得した2010年最終戦のトロフィーも展示されているのでお見逃しなく。

今後、企画展示は一部展示車両を入れ替えながら12月まで開催されるとのこと。

パート2は市販レーサーをメインに、6月1日から9月4日まで開催の予定だ。なお開館日、開館時間、開催日程や展示内容は下記ホームページに発表されるとのことなので確認を。

http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/cp/index.html


歴代YZRシリーズが一同に

OW20
1974年 OW20
水冷2ストローク並列4気筒 1973年ヤマハ初のGP500レーサー。展示車は1974年後期型。
OW70
1983年 OW70
水冷2ストロークV型4気筒 キングケニーがスペンサーの死闘を繰り広げた記憶にも記録にも残るマシン。

黄金時代を築いたYZR500シリーズは歴代モデルを多数展示。その歴史は30年にも及ぶ。500だけではなくYZR250も展示される。

MotoGPレーサーYZR-M1ももちろん勢揃い

500クラスからMotoGPクラスへの変更に伴い2002年から投入された4ストファクトリーマシンYZR-M1。早いもので今シーズンでもう10年目。

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