「エコカーとバイクの燃費と政治経済」
(2010.11.8更新しました)ここ何年か15年落ちの中古のホンダレジェンド2ドアクーペ(V6エンジン、3200cc)に乗っていた。
バブル絶頂期に発売されただけあり、そのアメ車のように無駄にでかい車体と本皮シートの豪華なキャビン、豪快な加速が魅力だった。
しかし諸経費の高さもあり、エコカー減税が切れる前にフィットに乗り換えてしまった。
25万で買ったレジェンドを3年半乗って、解体したら大判振る舞いの補助金が25万円もらえるという強烈な誘惑に遂に屈してしまったわけだ。
まあこの不景気にリッター7キロ弱の(しかもハイオク)大型クーペを転がしていても、小遣いが減るだけで費用対効果は低い。
が、レジェンドを解体屋に運んで置いて帰る道中、ムスタングマッハ1、セドリック、プレリュードと続いて来た俺のクーペ人生が終わった気がしてちょっと寂しかった。
若い頃はシビックやカローラなんかおかしくて乗れないよ、とバカにしていたが、今はそうでもない。
逆にガソリン代を気にせず遠くへ行けるのは良い。
最近、高速やバイパスで追い越し車線を抜いて行くエコカーや軽自動車が多いのは、そのへんも関係していると思う。
フィットの実質燃費は飛ばしてもリッター15~6キロくらい走るから、本当に助かる。
- 太田シゲオ プロフィール
ただ、ツーリングで乗っている油冷GSX-R1100は馬鹿ヂカラがあってリッター17キロ走るし、チョイ乗り用のFTR250はリッター31キロだからエコカーをしのぐ。
もちろん、燃費でバイクに乗っているわけでは無く、面白いから乗っている。
20年以上前のバイクでも、整備していればエコカーにも負けず、いつまでも使えるって事だ。
燃料といえば、最近、レアアース問題もあり、ガソリンや資源をほぼ全量海外に頼る日本の立場がどんどん弱くなって来ている。
得意のモノ造りも円高で苦しんでいるし、経済に希望が持てないというか、そういう状況になっている。
あと首相の「最小不幸社会」ってスローガンが気に入らないな。
まったく輝きが感じられない漢字の羅列、決して幸福になれそうにない。
日本がどんどん小さく不幸になって行くような気がしてならない。普通、スローガンとして考えるなら「最大幸福社会」の間違いじゃないのか、と思う。
んー、何かやっぱ自分は古い人間なのかな。
日本人としての誇りとか主張とか日の丸とか、大事だと思うのだが。
円高で困ってばかりいないで、円を大量増発し、外国の有望な企業や資源をガッポリ買い漁るくらいの色気を出せばいいのに、と思う。
鏡面仕上げのタンクローリーに写った自分のバイクです。ここまで磨く必要は無いと思うが、素晴らしい仕上げですな。。
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