- 礼田 計
(2011.6.17更新)
※写真をクリックすると大きなサイズになります。震災で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
その他地区の皆様も明日は我が身です。
最近の映画「日本沈没」ではなく最初の「日本沈没」で日本政府の役人役の俳優が概ねこんな事を言ってました。
「今回の事では多くの人々が死ぬだろうな、なぜなら、その多くの人々はこんな事が起こるなんて考えていないからだ」。
重い言葉です!
災害は場所無し、時無し、予告なし。普段からの心構えをしっかり持ちましょう!
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さて、飽きずにオービスの話です。
今回はオービスのお引っ越しです。
「そんな事ってあるのかよ!」と思うあなた!
あるんです。そういうことが。
ところは東京都練馬区の都道(目白通り)で約4年前に起きました。
その理由はマニア礼田としては検挙不足が原因と考えております!(マニアでなくとも、そう思うでしょねW)
今回は引っ越しのビフォー、アフター写真とその費用についての書類を見せちゃいましょ。
その前にオービスⅢLk型について予備知識を。
オービスⅢと言ってもカメラとストロボそして、それらを支える支柱だけではありません。
まずは測定部(写真1)。
ループコイルセンサーと呼ばれ電磁線によりクルマを感知して速度測定しています。
よく有料駐車場にも使われてます。地面に埋設してあり長四角の傷が地面にあればそれがそうです。
オービスⅢではスタート、コントロール、ストップの3種類で速度測定しています。
次にユニット部(写真2)
中身は見たことがありませんが、撮影部と測定部の中継をなして、データーを転送していると思われます。
撮影部(写真3)。
ドライバーはここを見て主にオービスと呼んでいる様に思いますが、あくまで撮影端末であります。構成要素はCCDカメラ、ストロボ、支柱が主です。その情報を処理する中央装置はこのLk型の場合警察の施設の中にあり、特定の警察官しかその部屋に入れない様になっているそうです。それだけ改ざんや不正が起きない様に厳密に管理されているんです。
その他、ループコイル埋設マーク(写真4)と撮影ポイントマーカー(写真5)、電気メーター(写真6)。
あとは配線関係ですね、電話線の様なものを通って写真などのデーターが中央装置に送られます。
これらに絡む部材も全部一緒に引っ越さなくてはなりません。
さて、そのお引っ越し距離としては写真7(移動前)と写真8(移動後)の間は100m位で、方向はどちらかと言うと西から東です。
微妙な現場の変化がありますがよく見ると同じビルがあるので、そんなに離れていない場所に引っ越したことがお分かりいただけると思います。
その費用は何と¥12,075,000円です。
民間の一人者の引っ越し費用は4万から5万だから凄い値段ですね。
最近の新聞で特に大阪のフイルム式(旧型)の老朽化が目立っているそうですが、予算さえあればすべてがこのフィルムなしオービスⅢLk型になる日もそう遠くないと思います。
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ここで、礼田のマニア談義に付き合っている風変わりな読者にお知らせです。
WEBミスターバイクで定期的に連載していたこのコーナーですが、今回を持ちまして不定期にさせていただきます。その筋の関係者や読者皆さん本当にすいません。
それでは、またの機会にお会いしましょう。それまで、さようなら!
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