ハラ キュウゾウ
(実は本名)
 今年もボンビーネタで行きましょうかね。「金が無いときゃ頭を使う。頭がダメならカラダを使う」てなわけで肉体労働。3月はビンテージイベント、4月は久々のエンデューロ参戦を画策中。マシンは’80年代モノ〜。

「BOX」

 2012年、スタートしてます。でも、寒いっすね。関東地方は雪は少ないので、我慢すれば冬場もバイクに乗れちゃう。寒さに凍てつきながらも我慢しながら乗っている人がほとんどでしょう。

 最近あらたに仕入れたのがテールBOX。イタリアのKAPPA製の28Lタイプで定価は1万5000円チョイ。傷ありの中古なのでその1/10ぐらいで入手。でも取り付けベースやカギなどの欠品はナシ。前オーナーがスクーターに取り付けていたのが、立ちゴケ他で傷がついてしまったのを交換したもので程度良好。早速、御近所仕様のエポに装着してみました。

 さすがに容量28Lなのでなんでも入りますから結構重宝しております、ハイ。荷物の運搬や雨具の収納、ヘルメットの収納などなどに活躍中です。車体の小ささとBOXの大きさとのアンバランスがまたいいカモ。

BOX

 私の場合、基本的にノーマル主義。カスタムには走らないで「引き算」が多いのですが必要に迫られるとイロイロと「足し算」してしまいます。

 その昔、荷物の積載はキャリアにバッグを縛り付けたり、木箱や金属の箱を装備するのが一般的。’70年代では、樹脂製のサイドボックスが登場。白バイにも付いてたなぁ。あとはBMW純正のツアーBOX。さらにはゴールドウィングなどの満艦全飾ツアラーのトップBOXなどのツーリング仕様が代表的でした。この分野では取り付けに必要な車種別の専用マウントが用意されたクラウザー製がベストチョイスでした。ツーリング以外にも通勤仕様ではBOXがあるとなにかと便利。雨の日も風の日も活躍してくれたからです。

BOX BOX

 ところが、スポーツモデルには似合わないんですねぇ、BOXは。

 本屋で買い物してもショルダーバッグが無ければ腹に忍ばせて帰宅なんていうことになります。積載性はスポーティやら高性能に反比例してしまいます。

 ’80年代になると革新的なメットイン機能付きのスクーターが当り前になって、収納力が大幅にアップしてます。

 ’80年代後半、スポーツモデルにBOXを融合させたのはバイク便ですね。アルミ製の頑丈な箱を後部に搭載。カッコ悪いけど荷物を運ぶにはベスト。そのうちジャイロの箱付きが出てケータリングには欠かせない存在になっていきました。

「積める・運べる」=はたらくバイク。機動性を活かしてしっかり稼いでくれます。

 そのうち通勤のスクーターに大形のトップケースが流行して、GIVIやKAPPA、はたまた無印のBOXがジワジワと繁殖。機能優先の姿もまた美しいのです。   

 いまではトレール車やロードスポーツモデルに付いてるのをフツー見かけるようになりました。

 男の買い物っていうのは短時間で終わります。大体、目的がはっきりしてますので店に行っても売り場に直行。必要なものを手に入れたら長居もしませんね。休日の買い物なら大型ショッピングセンターやホームセンターのハシゴ。バイクなら駐車場への入場待ちの無駄な渋滞につき合う必要もさらさらありません。午前中に買い物、午後には作業が終わったりしますから。

 GIVIやKAPPA、はたまた無印のBOXのいいところは、BOXの脱着が可能なところ。レバーひとつで簡単に取り外せるので盗難の心配もありません。隠れたベストセラーでしょうね。

 バイク本来の美しいスタイリングを台無しにしてくれるBOX愛用者ですが、実際は稼働率が高く、生活に根付いているのかも知れません。机上の論理よりは便利がイチバンかな?


ネットで溢れるほどの情報が入手できるんですけど、何故か古本を集めて勉強中。雑誌ですけど好きなんですね。ピンポイントの濃い情報では無くテキトーな時代の空気感や必要無いけど読んじゃう無駄もまたいいねぇ。そうそう、ネットではチョイ古の情報とかって欠落してるんですけど、ホムペもブログも下火でツイッター依存の人が多すぎるから?

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