「バッテリーで損をしない為に」
(2011.3.9更新しました)
まだ寒い日が多いですが、日も伸びて暖かい日も入り混じる今日この頃、暖かい日に、さあバイクに乗ろうとすると、掛からない。乗らなかった冬の間にバッテリーが上がってしまったのだ。
充電しても蘇らない場合は購入しなければならない。
ショップに行くと最近、バイク用バッテリーの値段が非常に高く感じる。
軽二輪クラス用でも1万円オーバーである。
もともと4輪車に比べると割高感があったバイク用バッテリーだが、数年前に比べ、一気に2倍くらいになっている。
例えばセル付きスポーツ車用で、代表的なGS社のYTX-9の定価は21200円ナリ。
たけーよ。
格安店で買っても10000円は下回らない。
これはまあ、国際的な資源高の影響だと思うが、資源高が一段落したあとも価格は高止まりしているように感じるがいかがだろう?
で、自分の場合、古いバイクが多いし、レースもやっているので新鮮なバッテリーは必需品である。
- 太田シゲオ プロフィール
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だから値段が高いのは困ったものである。数万で買った中古車のバッテリーが1万も2万もしたんじゃあエコじゃない。
それにレース車なんかにケチって古いバッテリー積んで調子悪いんじゃバカバカしいし。外国製の格安バッテリーも試してみたけど、やっぱ弱るのが早いんじゃないかな。
何台も持っているバイクにそれぞれ新鮮なバッテリーを用意出来るのが一番良いが、それではコストとメンテが追いつかない。
そこで対策としては、小型のYTX-5と中型YTX-9の2種類を買って数台に使い回す。
この2種類があれば大抵のバイクに搭載できる。
バッテリーケースや配線の長さをちょっと改造しなければならない場合もあるが、そのくらいは仕方ない。
で、バッテリーの保守としてはバイクに付けっぱなしにせず、2週間以上乗らないなら外して保管し、たまに充電しておくと長持ちする。
バイクに付けっぱなしにしてアゲてしまう(いわゆる完全放電)とパーになるので、これはもったいなさ過ぎる。
充電器は1万円くらいで買えるのですぐ元は取れる。
選び方としては、封入タイプとオープンタイプ(バッテリー液を補充するタイプ)の選択スイッチがあり、充電が終わったら緑色とかのランプが点いて、電源が自動的に切れるタイプがわかりやすくていいだろう。充電しすぎても良くないから。
あ、そうそう、GSバッテリーのGSの意味知ってた?
創業者の島津源蔵氏のイニシャルなんだってさ。
漢字で書いたらもっとカッコイイかもな。