- 太田シゲオ プロフィール
「バイクでブラブラたのしいな」
(2011.9.8更新しました)
8月末から湿度が90%と高い日が続き、非常に不快である。ちょっとガレージ作業をやるとすぐに汗が噴き出してくる。
ガレージにエアコンを導入すっかな、なんて考えもよぎる。中古のエアコンなら3万くらいで買えるみたいだ。
でもガレージではエンジン掛けたり、有機溶剤使ったりするんで基本的には開けっ放しになってしまう。
ああ、早くすっきりした秋が来ないかなあ、もう少しの我慢だろうけど(あ、今日9月6日はいきなり湿度が下がって気持ちよいが)。
そんな暑いさ中、8月連休に福島県方面に出かけた。海に近い浜通り方面は震災復旧中なので、山岳地帯の会津方面に向かった。
新潟寄りの只見町を経由し、喜多方市に至るルートを選択したが、只見町付近は、7月末の記録的豪雨で土砂崩れや鉄橋の崩落などで主要道路が何箇所も寸断されていた。 川の様子もおかしかった。濁流の勢いで土砂が引き剥がされ、川底の岩盤が露出しているのだ。
そんな事も知らずに来てしまい、スゴスゴと引き返す事になってしまった。その途中では水没した集落の住民がボロボロになった家財道具を山詰みにしている場面もあった。
自然災害の殆ど無い地域に住む自分の危機感の無さが露呈した場面である。
ここまでやってきて初めて災害が身近になった次第。
そして今回8月末から9月初旬にやってきたノロノロ台風12号もひどかった。
テレビで見ただけだが、和歌山の川沿いでは水位が10メートル以上上がったという。山津波なる現象が起き、土砂が津波のように住居を襲ったとか。想像すら難しい現象が起こっている。
それにしても先の震災といい、日本は自然災害の多いところである。
最近は異常気象が多い、という人もいるが、災害は昔から多発していたのだと自分は思う。ただ、古い災害は記録が少ないし、そもそもどこで何が起こったのか把握できないので忘れ去られているだけではないか。
現代ではテレビカメラにより、各地の災害が詳細に報道されるので何か回数まで増えているように錯覚しているのではないだろうか?
今はおとなしい富士山も、江戸時代には江戸にまで大量に火山灰をばらまいていた時期があり、多くの田畑が使えなくなり、多数の住民が呼吸器疾患に悩まされたらしい。
これからもいろいろな災害が続くだろう。
さて、だからといって簡単に諦めたり海外移住するわけにもいかず、我々は何とかニッポンで生きて行くしかないわけである。
とりあえず無力な自分は、時間があればバイクをいじり、バイクに乗り、ブラブラする。そして気づくのは、いい道、いい景色、ウマイ食い物の多い事だ。ニッポンはまだまだ素晴らしい。
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