Hi-Compression Column

電気先生リターンズしびれまっ変圧器

第8回 レトロブーム、再び!?

(2011.2.7更新)

テレビのアナログ放送は、もうじきお終いになります。

この前、テレビをボケーっと見ていたらこんなテスト放送がっ。

テスト放送

「こうなる前に、早く買い換えろっ」・・・って、脅迫? 脅迫ですか??

などと感じたのは私だけでしょうか?

(あんたがやってんじゃねーか!)

と、頭の中で突っ込みを用意していたものの、テレビに突っ込んでも仕方ないので、ヤメ。

実は日本は非常に遅れていまして、米国や英国なんかは`90年代後半から既に、テレビ放送のデジタル化をやっている国があったのですよ。

日本は、今の地上デジタルの方式が決まったのが約10年前。それからすると、ようやく、ってな感じなのです。

これが完了したら、使う電波の帯域がこれまでの半分以下になるとのことで、限られた電波の有効活用が図れると・・・。

ところで、テレビ画面に映る「アナログ」ってしみじみ見ていると、アナログな時代は終焉なの? などと感慨に耽りつつ、何故かアナログ的な「思い出の品」が頭に浮かんで来た ので、ここでわざわざ紹介します。

まず、デジタルなのに、アナログ的な一品「カシオミニ」。

カシオミニ

これ、家庭向小型電卓の走りで、一家に一台、という勢いで売れたモノ。

(実は我が家にもある)

これも今はその功績を称え、どっかの博物館に展示されているそうで・・・

それと、パソコン全盛の昨今、「タイプライター」とか使い込んでいた方、どのくらいいるんでしょうか、ガシャガシャと叩くやつ、そうそう丁度、こんな感じ・・・

タイプライター

って、これMACなのか?新型?動くのか?・・・ん〜何から突っ込んでよいのか。

ともかく恐るべし。

世界のAppleファンの方々は、本当に恐ろしいので、この程度でビビっていては、いけません。ということで、まずはメジャーなところから、「iRetroPhone(レトロ電話)」っ!

iRetroPhone

これ、欲しいでしょ? でしょ? でしょーー。

しっかり売っていますので、安心してください。

元はといえば、iPhoneアプリで、「黒電話のダイヤル部分を回して電話をかける」というのがあって、それが実用化された、とお考えください。

ダイヤルの柄にも、こんな凝ったものがあって↓

黒電話のダイヤル部分を回して電話をかける


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電気先生
電気先生
かつてパーツBGやミスター・バイクBG誌などで、まだインターネットがメジャーでなかった頃からバイク関連のホームページを紹介したり、ネットサーフィンしたり、果ては「乾電池何個でセルは回せるか」などという、金と手間ばっかりかかる無謀な実験をしたりしていた電波的なPC馬鹿さん。得意分野は深夜アニメとダークなアキバ系デジタルモノであるが、昼間は某情報通信系大企業の明るい仕事に従事している正真正銘、エンジニアです。

それで、やっちゃった人も続出↓

黒電話

実用的かどうかは分からないけど、何だか無性に使ってみたくなったのは気のせい??

iPhoneが出たついでで何ですが、「持つところによって、感度が落ちる」という、問題がありましたねぇ・・・

それを逆手に取ってしまうのもAppleファンの方々です。たとえば、「iBandAid(バンドエイド)」。

やっちゃった人も続出

うっわ。お茶目〜っ。しかも、各色取り揃えてる・・・

でも、私はめげません。

結構話題になったのは、「iHand(ハンド)」。

iHand

これに持たせれば、感度が落ちないしカッコイイ!のだとか(これも、各色・・・)。

ちなみに私は、「あなたのiPadもこれさえあれば腕時計に・・・」というキャッチコピーの次に見た、この「iArm(アーム)」に愕然としました。

どうせ冗談だと思っていたのです。いたのですが、ググっていただければ何と、これで「スカイダイビング」していたり、車の信号待ちで、ネットなど見ている外人の様子にお目にかかれます。

アメリカ人、すげー。

って、本当に思いました。底知れぬパワーを感じます。

ハンドパワーなんて目じゃないくらい。

なお、真偽のほどは分かりませんが、次世代iPhoneはこれを目指しているとか。

腕時計型にすべての機能を凝縮しつつも、ユーザフレンドリーな操作性を残そうとするなんて・・・

こうなった意味なんて、もはや考えている余裕はありません!

むしろ、モノ作り大国、日本はどうなってるの?などと、先行きに少々不安を感じたのは、気のせいですかねぇ?

世の中デジタルへと向かうにつれ、アナログ時代は終焉かと思いきや、レトロなモノって、実はまだまだ行けるんじゃないかと、読者の皆様はきっと、思ったに違いありません。

ということで、何か面白いものあったら、内緒で教えてくださいねっ!

ではまた。  


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