Hi-Compression Column

G2連邦

不定期連載G2カスタム計画



勝手に“G2オブ・ザ・イヤー”主催!2010年を代表する原付二種を決める(前編)


(2011.1.31更新)

こんにちは。G2連邦・大統領のピンキー高橋です。

G2オブ・ザ・イヤーもひと段落し、明けて2011年、これといったG2ネタがありません。そんなこともあって、熱烈G2党でもあるWEB Mr.Bikeのスタッフ、タカハシさんの愛車のカスタムをお手伝いすることになりました。

ベースとなるのは2009年モデルのホンダ・エイプ100タイプD、通称“アペ”です。まぁカスタムといってもそれこそピンからキリまであります。4ミニの改造も奥が深く、それこそ簡単に100万円くらい吹っ飛ぶ世界ですからね。もっとも彼にそんな予算はないでしょうから、まずはちょっとした見た目から手に入れることに。

となると一番手っ取り早いのがカラーリング。エイプはモンキー同様、そのシンプルな車体構成がカスタムベースに最適で、色モノはタンクとサイドカバーとフェンダーだけになります。

ちなみに現状は「グラファイトブラック×ナッソーブルーメタリック」。バハマの海でもイメージしたのでしょうか? 黒とシルバーとブルーというCB750FBにも似た色の組み合わせはタカハシさん自身気に入っているようですが、ラッピング塗装のような地とブラッシュ模様風のラインが、あまりお好みでないとか。確かに何か変な高級感やワル感はエイプには似合わないような気がします。

じゃぁどうすんのよ? と考えましたが、いい案が浮かんでこず。ポピュラーなところでは兄貴分をモチーフとしたカラーリングってなとこでしょうか? 限定車にもCB750Fourをイメージしたのがありましたね。でも同じじゃまるでオモシロクないでしょう。かといって750FourのK4やK6カラーは渋すぎるし、CB750Fは今とあまり代わり映えしないし、CB1100RやCBX400Fカラーはモンキーにもあったし……。

ちなみに私・ピンキーが乗るんだったら、洋菓子&喫茶でお馴染みのお店の配達自転車のように真っピンクってのもありかもしれませんね

派手をあまり好まない、私生活も質素で地味な中年・タカハシさんの発想は逆でした。何と、排気量が半分のCB50のカラーはどうかと。

何でも彼、最初の愛車がCB50SB(1981年最終モデル)のブラックだったそうで、そんな人生の記念すべきモデルに対し、縦型エンジンを積んだ同系列のエイプを通じて敬意を表したいとか。CB50SBと言えばあのフラッシュラインの入ったヤツ? 地味ですが“原点回帰”っていう姿勢、いいんじゃないでしょうか? 人間、誰しも自分の原点を見直す ことは必要です!

いずれにせよ、どんな風に仕上がるか、楽しみですね。ということで、これからネタが無い時はチョコチョコと紹介させていただきます。決して手抜きではございませんので、そのあたりご理解のほど、よろしくお願いいたします……。


Pinkie高橋

Pinkie高橋
ピンク人初のG2連邦大統領。
老朽化が進んだピンクハウス(大統領官邸)の補修など、最近は財政を圧迫する様々な問題に直面しながらも、原付二種の楽園を目指し日夜奮闘中。
好きなアーティストは
「今 陽子」
「ピンクレディー」
「ピンクフロイド」。
好きな歌は「ピンクのモーツァルト」。
ただ今、大統領の職務をサポートしてくれる秘書を大募集中。

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  • タイヤ
    タイヤはレースで使った“お下がり”。フロントのサイズはNSR50/80やNSF100同様、細身の100/90-12になっています。ゴールドの6本スポーク・キャストホイールはカッコイイのですが、このタイプより軽量と言われる、前期のNSR50/80に使われていたENKEI製3本スポークに変える予定です。

  • アップマフラー
    アップタイプがお好みのタカハシさん、マフラーはCRF100用を純正流用(ヒートガードはXR100モタード用)。同じフレームながら車体スケールが異なるため、ちょっと長め。いずれ、ステンレスやチタンの軽量アップマフラーに交換したいそうです。

  • ウインカーステー
    アップマフラー化により干渉するウインカーステーを切除。さらにウインカーをオフロード系モデルのようにテールランプ横へ移設してあります。違和感ないよう、純正ウインカーを使っているのがタカハシさんのこだわりだとか。

  • シート
    シートは一昨年、上野のThe4108(大木シート)さんで作成。ちょうど生誕30周年だったCB750Fの柄をモチーフとしたオリジナル品で、本人大変お気に入りの様子。言うまでもなく、右側がCB750F用です。

  • メーター
    メーターは純正サイズと同じSP武川デジタルメーターに交換。スピードとオドに加え、エンジン回転も表示してくれます。装着直後、武川さんよりさらに多機能なタイプが発売されたらしく、タカハシさんはとても悔しがっています……。

  • CB50
  • CB50
    フロントのディスクブレーキが機械式から油圧式になったCB50S(A)は1980年2月登場。写真は翌年2月に追加された別グラフィックモデルのCB50S(B)で、タカハシさんが免許を取って最初の愛車。当時の写真が残念ながら締切までに見つからず、今回は広報写真で紹介いたします。何と、排気量が半分のクセにエイプ100より大きな径のキャブを装着。このストロボ風ラインを短いタンクのエイプでどう表現するのでしょうか? ちなみに1981年モデルCB50S(B)の特徴でもあるシルバーのフレームは、色々と大変そうなのでエイプでは再現しない模様。

※写真の上でクリックすると、大きなサイズの写真か別の写真を見ることができます。
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