こんにちは。

まだまだ肌寒いのに、気づいてみればもう3月じゃないですか。

ところで今月は携帯の電池の話です。

このコラム第47回（2014年10月）のあたりでゲットしたアイフォーンですが、本年2月に入ってから、どうにも電池が急に無くなるんです。

正確にいうと、満充電した状態で外出し、ちょっと取り出して触っていると、突然、表示が25％！　とかになる訳。

ここから先は、間もなく5％とかになってしまい。そうなると「充電してください！」表示によって強制的に使用できなくなってしまうのです。

この場合、モバイルバッテリーとかをすかさず接続すれば、即刻、残量表示が80％以上に復活するのですが、いちいち出すのもめんどくさいですし。

ということで、一般的にこんな現象が出たら、もう寿命かなぁという訳です。

携帯のリチウムイオン電池の寿命は、充電500回くらいといわれてます。
買ってから、毎日使い倒してきたので、先月で17か月くらい毎日充電している感じです。
一日一回として、30日×17か月＝510回。
あらあら、図ったような数字になってしまいましたが、ちょうど頃合いかもしれません。

さて、寿命な電池をどうしましょう。

交換するとなると、アイフォーンは密閉式なので、ショップに持って行って代わりを受け取って終了。というわけにもいかず、おそらく預けて修理してもらうことになるのですが、わざわざ激混みショップに出かけていくのも、時間かかるのも面倒だなぁということで、最近、ネット通販サイトでもよく見かけていたこともあって、交換キットをポチってみました。

販売元はたくさんあれど、だいたいどの商品を見ても
・バッテリー単品
または、
・バッテリーと、開封用簡易工具のセット

という感じで、セットが2000円程度だったので、ちょっとくらいのハズレでもいいや！　っていう感じで、適当に購入。

早速こんなものが、いろいろと適当な感じで送られてきました。

これ実は見る人が見ると、微妙に欠品があるのですが、そこはご愛敬ということで、早速作業に入りましょう。

内容を簡単に紹介すると、黒い工具は、☆型や、プラス、マイナスの大小のドライバーなどなど。
青い棒は、基盤上の平たくて幅広なコネクターをそっとコジって外すツール。
三角のピック的なものは、ディスプレイと筐体の隙間に突っ込んでケースを開封するツール。
吸盤的なものは、ディスプレイにそのまま貼り付けて持ち上げるツール。
となっており、どれもこれも最低限必要なものとなっています。

ということで、開封の儀。

ライトニングコネクター脇の☆ネジを外したあと、吸盤で液晶を持ち上げながらピックを優しく突っ込みます。

この状態で上の方の一辺だけは絶対に開かないよう、残る3辺のツメを外しながらの、ガッパリと開封。

どうしてかというと、この機種は上側に液晶側にある部品すべての配線が集約されているためです。
これを外してからでないと、危なくて先の作業ができません。

コネクタ類は、写真のような鉄板で保護されているので、止めているネジを全部ドライバーで外していきます。
場所により使うネジが決まっているので、わかるように並べておきます。
また、金属類は手でべたべた触らない方がいいので、ピンセットなどで取りましょう。

– 中略 –

ということで、こちらにバッテリー取り外し済みのものがありますのでご覧ください。

この機種は、1.バッテリー、2.液晶パネル、3.周辺スイッチ類の順に一番交換しやすく設計されてるんじゃないかというくらい、構造が簡単で驚きました。

普通はこんな精密機器、適当に開けようものなら、配線が切断されたり、部品が二度と元の場所に戻らなかったりなんて日常茶飯事だと思っていましたが、技術の進化ってすごい（笑）。

ですが、自分で修理する場合は、だいたい次の点を納得しておく必要があります。

・いろんな補償が無効になってしまいます。
・ちゃんとしたパーツが入手できるとは限りません（不良品や規格外のものなど）。
・無事に分解、復元できないこともあります（切れたり割れたり壊したり）。

いやー今回は、無事に復活を果たして、なんだかちょっと得した気分で一安心。
良い子な皆さまは、決して真似をしないでくださいね。

それではまたー。